前回の最後で「新規ボリューム」を押したところからの続きになります。
「ボリュームタイプの変更」で三つの中から選ぶことになります。
ボリュームとはHDDのパーティション(容量の区切り)のようなものです。
「シックボリューム」は容量を決めておく方式です。
仮に4TB中3TBと1TBを分けて使いたいなら3TBと1TBと初めから分けておく方式。
(後々、減らしたり増やしたりできる。上の場合は3TB→2TB。1TB→2TBなど(合計は変わらない)
初めから決まった容量の中でやりくりする予定の人向け?
「シンボリューム」は空き容量の12倍までの間で容量の設定ができます。
たとえば2TBの容量で4TBと4TBと4TB(合計12TB)のような割り当てができます。
実際にはNASを使っていきHDDの容量が不足に近くなると、HDDの追加・交換を案内されます。
最初は少ない容量のHDDで始めて、後々増やす予定の人向け?
(例)初めは1TB・2TB・3TB・4TBの4台でRAID6の2TBでスタートし、
徐々に6TBのHDDに交換し6TBx4でRAID6の12TBにするなど。
「静的ボリューム」は従来のRAID設定です。
小さいファイルの書き込みが三種類のなかで最速ですが、スナップショットなどの機能が使えません。
スナップショットの機能が使えない分、RAID設定の容量まで使えます。
機能よりも容量が欲しい人向けでしょうか?
「ボリュームタイプ」を選ぶと次は「構成」を選びます。
基本的に標準設定のままにしました。
ストレージプール内で分ける予定は無いのでボリューム容量は警告(赤)ラインぎりぎりに設定します。
暗号化は仕事用でなければOFFでよいと思います。
家で使っているNASを盗むとしたら、本体ごと盗まれると思うので…
暗号化をしているとPC・NASの再起動後もパスワードが必要になる(?)のかな?
スナップショットの設定は後々必要な場合は変更できます。
標準のままで問題ないと思うのでそのままです。
「要約」に移り、確認して「完了」でできあがりです。
ボリュームが作成されたら、初期化され使えるようになります。
使用状況のデータ収集の可否が出てきます。好みで選びましょう。
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QNAP とは関係ないですが、日本はデータ収集の協力者が極端に少ないそうなので、
製品改良に必要なデータが日本からは集まりにくいらしいです。
(日本語特有の環境のデータが集まりにくいとか…あるのかな?)
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これでストレージプール内にボリュームが作成され、初期化が少し進んだ段階で使用可能となります。
ボリュームの初期化が1~2%経過し「Publicフォルダ」が作成された段階で使えるようになりました。
初期化開始直後は、1MB/sで処理されていたため完了まで485時間と表示されましたが、
途中から41MB/sまで早くなり、13時間程度で初期化が完了します。
ちなみに初期化開始直後にお知らせのベルマークに黄色表示が出ますが、
これは「Publicフォルダが無いよ?作る?(意訳)」という表示です。
初期化がほんの少し進めば自動で作られるので心配いりません。
試してませんが「Publicフォルダ」が無いと何度でも心配されると思うので、
本格的に使い始めて使わないなと思っても「Publicフォルダ」は残しておきましょう。
これでようやく初期設定が完了です。
文量が多いだけで実際の作業はサクサク進んですぐに使えるようになります。
次回は…ん…?
はい、古いHDDを使っているため警告表示になりました。
HDDの交換作業を行います…
け…計画通り…!
すいません半分くらい嘘です。。。詳しくは次回…
ちなみに480日と7時間は稼働日数を時間にすると11287時間のようです。
(他のHDDの使用時間は…3TB…1186日(!)、4TBその1…907日+3、4TBその2…404日+1)
事務PCが1日8時間動かしてたとすると480日7時間は…1411日(3年316日)相当なので、
3年10カ月くらい使われた計算です。
個人的な体感として3年(8760時間)も使えばHDDは怪しいと思ってるので十分です。
それに、元々交換手順の為に入れた2TBなので問題ないです。
ただ、健康状態が警告になるとは思ってませんでした…
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