sagegreen’s blog

カラーコードは#88A476。自分用のメモ書き。

#ubuntu に外付HDDで簡易ファイルサーバー化

少し前に NAS のバックアップ用の外付HDDが見れなくなった話をしました。
sagegreen.hatenablog.com



Qnap に接続すると未フォーマット状態で表示され、中身が空の状態です。
しかし、ubuntu に繋ぐと中身が見えます。(EXT4 です)
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バックアップ用なのでフォーマットして、またそのまま使うのが一番早いと結論付けてましたが、
Qnap 自体が自作の ubuntu ファイルサーバーのバックアップなのでそのまま放置していました(笑)

PC → ubuntu サーバー→ Qnap ( NAS )=バックアップHDD (外付HDD)
必要なデータを絞りながらバックアップHDDまでデータが流れる。


ubuntu で読み込めるので、拾い漏れが無いかどうしても気になっていて…
(単純にやる気がある時期に忙しくて時期を逃した…)


そこで、 ubuntu で読み込めるのだから…と、思ってどうにかしました!


メインの目的としては ubuntu に接続時だけ見れるファイルのサルベージ作業です。
作業工程としては、簡易ファイルサーバーを作るのと同じため、
ファイルサーバー作成目的で読んでも問題ないように作っているつもりです…
なにか不明点あればコメント欄で質問いただければわかる範囲でお答えします。



方法はざっくり言ってしまうと…
nautilusubuntu 上の管理者権限のファイラー)でローカルファイル共有サービスを有効化して、
Windows から読み込めるようにして、重複ファイルの検査→削除を行いました。
ubuntu 上でも重複ファイルの検索を行うソフトはあるのですが…
使い勝手がよくわからなかったので Windows 上で行いました…
すでに、ファイル鯖として稼働している ubuntu 上に追加する話しなので、
何か工程が飛んでいたらスミマセン…



以下長くなるのでたたみます。



必要な環境
ubuntu (ローカル共有)できる Linux 環境
Windows
…PCが二台必要です。

・モニター 二台 or 接続切替できる物
リモートデスクトップでやろうとしたらなぜか nautilus が起動できません。
そのため、実機環境を二台用意するのが確実かなと思います…
ちなみに仮想環境は試してないのでわかりません。
たぶん、仮想環境に外付けHDDを接続する事は元々できるので、やってみればできるはず…?
仮想環境でも問題なくネットワークドライブの割り当てができれば実機1台で問題ないです。

必要なソフト(重複ファイルの削除をするため。簡易NAS化には無関係)
FileMany
www.gigafree.net
最初だけ練習用のフォルダを作ってこのソフトは練習推奨です…!



以下実際の手順
1. ubuntu 上で端末(ターミナル)を開いて
sudo nautilus
(ライブUSBで操作している場合はpwは [root] のはず……?
もしくは…
sudo -i
nautilus
上の二行を二回に分けて入力すれば大丈夫なはず?)
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2. ノーチラスを起動して、ファイル共有させたい外付けHDDを選択して
右クリックメニューでプロパティ→ファイル共有
(この時に分かりやすい名前に変更しても良いです。
私の場合はそのままの方が分かりやすいと思ったのでそのままにしました。)
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通常の「ファイル」を使った時の失敗パターン
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※もしも、ノーチラスでファイル共有ができない場合は、
隣のタブの【アクセス権】を見て、五項目の設定できる場所を
二つを「 root 」、三つを「作成と削除」に変更してください。
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※この段階でubuntu側のIPアドレスを調べておきます。
右上の電源マークをクリック。
〇〇接続済み (有線 か 無線が入るはず)をクリック。
〇〇設定をクリック。
接続済み の 横の 歯車マークをクリック。
IPv4アドレスをメモしておく。


次からは Windows 上の作業です。

3. Win+R で「ファイルを指定して実行」にて
¥¥192.168.mm.nn¥ (円マークは半角です) と入力
接続したい ubuntuIPアドレスを打ち込みます。 ( mm.nn の部分が各環境によって変わります)
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4. エクスプローラーにマウントできるネットワーク接続されたドライブが 出てきます。
(私の場合は元々ファイルサーバーとして使っているので二つですが、
今回のために Linux 環境を用意した場合は一つです。)
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5.「ネットワークドライブの設定(M)」でドライブレター(【C:】【D:】と表示されている物の事)を設定します。
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6. FileMany にて重複ファイルを探し出して消します。
検索&削除をして、最後に残ったファイルがもしあれば、それはコピー漏れしていたファイル?
という事になると思います。
※「空のフォルダを削除」を同時に実行しておいた方が良いです。

7.大半を消したら残ったフォルダを確認。
写真( raw と jpg )の移し漏れがあると嫌だなぁっと思っていたら、
最近ほとんど聞いていない楽曲( mp3 )ファイルの移し漏れを発見しました…笑
写真に関してはなぜか上記のソフトで削除されなかったファイルがいくつかありましたが、
実際に消えなかった写真ファイルを見比べたところ、移し漏れはなかったみたいでした。よかった。


これでスッキリとした気持ちでフォーマットができます!




参考
www.re-stec.co.jp
i-tech-memo.blogspot.com

eng-notebook.com
仮想環境で試す場合はこんな設定が必要?

EAZZ は CMR と聞きましたが混ざってたり、サイレントダウングレードされなければよいですが…笑



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